結論|日本の高配当株銘柄紹介:6333 帝国電機製作所
銘柄分析まとめ|6333 帝国電機製作所
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配当利回り | 現在4.42%で比較的普通 | 平均:4.40% |
PBR | 現在1.54倍で比較的割高 | 平均:0.65倍 |
PER | 現在13.63倍で比較的割安 | 平均:12.47倍 |
売上高
単位:億円
EPS(一株当たり利益)
単位:円
営業利益率
単位:%
自己資本比率
単位:%
営業キャッシュフロー
単位:億円
現金及び現金同等物
単位:億円
一株配当
単位:円
配当性向
単位:%
配当利回り
単位:%
1年株主総利回り(TSR)
単位:%
PBR(株価純資産倍率)
単位:倍
PER(株価収益率)
単位:倍
本記事では「6333 帝国電機製作所」を株価成長と利回り4%以上の高配当の両取りを狙える優良高配当銘柄として紹介していく。
本記事は以下の様な人におすすめ。
リベ大と両学長、こびと株.comの発信をチェックしている人には特におすすめだ。
リベ大生必見と言っておく。
本記事の独自性
- 日本の高配当株銘柄を観る上で重要な12指標を徹底分析
- 独自のスコアリングと財務マニュアル|財務分析図鑑、投資家バク|銘柄分析ツールでの評価の掲載・比較
- リーマンショックとコロナショックの影響を分析
この記事の著者
投資家B
\最新記事/
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- 配当談議|9433 KDDI【両学長こびと株リベ大生必見!日本の高配当株投資】
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- 配当談議|7931 未来工業【両学長こびと株リベ大生必見!日本の高配当株投資】
note:配当談議も合わせてどうぞ
結論|6333 帝国電機製作所は買いか?
現在、過去と比べると配当利回りは4.42%と比較的普通で、PBRは比較的割高、PERは割安と言える。全力買いはできないもののまだまだ割安に放置されていると判断できる。
株価5年チャート
長期的な実績の評価
事業の成長性 | ◎ |
株価の成長性 | ◎ |
財務の優良性 | ◎ |
配当利回り | ◎ |
配当の成長性 | ◎ |
本記事は、分析・紹介している株式銘柄への投資を推奨するものではない。十分にご注意いただきたい。
また株式は債券などに比べてハイリスクな投資対象となる。
株式投資には元本割れのリスクがあるので、くれぐれも投資は自己責任で行う様お願いしておく。
盲信せず最後の投資判断はご自身で行っていただき、自分のリスク許容度に応じた手法・銘柄を選択することが推奨される。
- 結論|日本の高配当株銘柄紹介:6333 帝国電機製作所
- 基本情報と評価・スコアリング|6333 帝国電機製作所
- 売上高|参考:リベ大・こびと株.com
- EPS(一株当たり利益)|参考:リベ大・こびと株.com
- 営業利益率|参考:リベ大・こびと株.com
- 自己資本比率|参考:リベ大・こびと株.com
- 営業キャッシュフロー|参考:リベ大・こびと株.com
- 現金及び現金同等物|参考:リベ大・こびと株.com
- 一株配当|参考:リベ大・こびと株.com
- 配当性向|参考:リベ大・こびと株.com
- 配当利回り|参考:リベ大・こびと株.com
- 1年株主総利回り(TSR)|6333 帝国電機製作所
- PBR(株価純資産倍率)|6333 帝国電機製作所
- PER(株価収益率)|6333 帝国電機製作所
- まとめ|6333 帝国電機製作所
基本情報と評価・スコアリング|6333 帝国電機製作所
基本情報
企業名 | 帝国電機製作所 |
コード | 6333 |
業種 | 機械 |
時価総額 | 512.93億円 |
市場名 | 東証プライム |
決算日 | 3月末日 |
銘柄サイズ | 超小型株(TOPIX small 2:1,001〜2,167位) |
変動性 | 景気敏感銘柄 |
事業内容
帝国電機製作所は主に「ポンプ事業」と「電子部品事業」を行っている企業だ。
ポンプ事業
- キャンドモーターポンプが主力
- 完全無漏洩が特徴
- 引火性のある液体・危険な液体のポンプに採用される
- 石油化学プラントが主
- JR新幹線に100%搭載される(変圧器冷却用の油を循環させる電動油ポンプ)
- 自社で設計・製造まで行う
ポンプ事業の売上高は、ケミカル機器向けのモータポンプが53.8%、冷凍機・空調機器向けのモータポンプが10.4%を占める。
電子部品事業
- ETC、キーレスエントリー等の自動車用電装品も製造販売している。
その他事業
- 工場クレーンのブレーキモーター、アフターサービスの提供も手がける。
魅力
懸念
配当政策・配当方針
持続的な配当を謳っている
安定的な配当を謳っている
配当性向の目標を明言している
評価・スコアリング
ここでは、大量に企業分析をしている2者と投資家Bの評価を見ていく
銘柄評価軸|ザイマニ・投資家バクさん・投資家B
ザイマニの「なおころ」さんは3,622社、投資家バクさんは3,827社を分析している。
銘柄評価|ザイマニ・投資家バクさん・投資家B
投資家Bの分析数が他2者より少ないため、相対評価が高くなりやすい。
売上高|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、売上高の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
売上高の概要
グラフは過去15年間の売上高推移となる。
長期的に増加傾向で、着実に事業規模を成長させている。
単位:億円
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、売上高の成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | -4.41% |
2010年3月末の成長率 | -9.16% |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | -15.55% |
2022年3月末の成長率 | +11.73% |
EPS(一株当たり利益)|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、EPS(一株当たり利益)の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
EPSの概要
グラフは過去13年間のEPS推移となる。
長期的に波がある。
単位:円
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、EPSの成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | N/A |
2010年3月末の成長率 | N/A |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | -26.13% |
2022年3月末の成長率 | -12.53% |
営業利益率|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、営業利益率の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
営業利益率の概要
グラフは過去15年間の営業利益率推移となる。
継続して5%以上で、高収益な事業モデルを維持している。
単位:%
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、営業利益率の成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | +0.09% |
2010年3月末の成長率 | -4.16% |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | -4.54% |
2022年3月末の成長率 | -0.16% |
自己資本比率|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、自己資本比率の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
自己資本比率の概要
グラフは過去15年間の自己資本比率の推移となる。
継続して60%以上を維持しており、財務面で不安を感じることはない。
単位:%
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、自己資本比率の変動率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の変動率 | -0.84% |
2010年3月末の変動率 | +4.78% |
コロナショック時
2021年3月末の変動率 | +3.10% |
2022年3月末の変動率 | -3.50% |
営業キャッシュフロー|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、営業キャッシュフローの推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
営業キャッシュフローの概要
グラフは過去15年間の営業キャッシュフローの推移となる。
毎年黒字を維持しており、しっかりキャッシュを生み出せている。
単位:億円
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、営業キャッシュフローの成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | +92.43% |
2010年3月末の成長率 | +26.53% |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | +3.38% |
2022年3月末の成長率 | +4.93% |
現金及び現金同等物|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、現金及び現金同等物の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
現金及び現金同等物の概要
グラフは過去15年間の現金及び現金同等物の推移となる。
長期的に増加傾向で、しっかりと現金を積み上げている。
単位:億円
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、現金及び現金同等物の成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年1月末の成長率 | -24.70% |
2010年1月末の成長率 | +41.79% |
コロナショック時
2021年1月末の成長率 | +23.41% |
2022年1月末の成長率 | +10.38% |
一株配当|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、一株配当の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
一株配当の概要
グラフは過去13年間の一株配当の推移となる。
長期的に増配を続けており、問題ない実績となっている。
単位:円
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、一株配当の成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | N/A |
2010年3月末の成長率 | N/A |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | ±0% |
2022年3月末の成長率 | +38.89% |
配当性向|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、配当性向の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
配当性向の概要
グラフは過去13年間の配当性向の推移となる。
直近10年は20〜60%で、健全で良好な株主還元姿勢を示している。
単位:%
リーマンショックとコロナショックの影響
ここではリーマンショックとコロナショック時に、配当性向の成長率が前年度と比較してどう推移したかを見ていく。
リーマンショック時
2009年3月末の成長率 | N/A |
2010年3月末の成長率 | N/A |
コロナショック時
2021年3月末の成長率 | +8.00% |
2022年3月末の成長率 | +17.90% |
配当利回り|参考:リベ大・こびと株.com
ここでは、配当利回りの推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
配当利回りの概要
グラフは過去8年間の配当利回りの推移となる。
各年の最も高い時の配当利回りを平均すると4.42%となる。
4.42%を超えると比較的高利回りと言える。
単位:%
1年株主総利回り(TSR)|6333 帝国電機製作所
ここでは、1年株主総利回り(TSR)の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
株主総利回りの概要
グラフは過去12年間の1年株主総利回りの推移となる。
株価を加味すれば-31.05%〜+84.41%まで変動があり、トータルリターンは決して毎年プラスではない。
単位:%
高配当銘柄が配当金を狙えると言っても、常に株式市場の相場変動にさらされていることを忘れてはならない。
過去の市場での扱いが「グロース=割高」か「バリュー=割安」か見るために、5年株主総利回りも確認しておきたい。
TOPIXなどのベンチマークと比較して数値が高いほど市場での評価が比較的高く、グロース株の扱いであると言える。
5年株主総利回り(2021年度期末の数値)
帝国電機製作所の値 | 188.7% |
5年株主総利回り=(基準株価+5年間の合計配当金)÷該当年度末の株価
金融庁HP掲載「株主総利回り計算方法.xlsx」
機械業界の中央値 | 143.7% |
TOPIXの値 | 162.3% |
2017年度期末からの5年株主総利回りは、TOPIXの値に比べて高い値となっている。
2021年度期末までの市場での評価は比較的高く、割高・グロース株と判断できる。
※2022年度期末の5年株主総利回りは156.9%となった。
一株配当は増配となり、株価も上昇し好調に推移した。
TOPIXの144.3%と比較すれば、市場での評価は高いと言え、グロース株として割高感が継続していると観ることができる。
※2023年度期末は増収増益となる見込みで、一株配当は116円へ増配予定、株価はコロナショック前から長年上値だった1,700円台を大幅更新し2,600円台となっている。
5年株主総利回りは2023年2月17日終値の株価で184.8%となっており、割高感は増していると観ることができる。
PBR(株価純資産倍率)|6333 帝国電機製作所
ここでは、PBR(株価純資産倍率)の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
PBRの概要
グラフは過去13年間のPBRの推移となる。
各年のPBRの平均を取ると1.09倍となる。
最新数値は「IR BANK」を参考に計算・確認することを推奨する。
単位:倍
PBR=解散価値とは
PBRは別名「解散価値」とも呼ばれる。
解散価値とは以下の様な考え方から定義されるものだ。
仮に会社が何らかの理由で事業活動をやめて解散する場合、金融機関等の負債を全て返済して残った資産を株主の間で分けることになる。
PBRが1倍とは、株価と企業が解散した時の株主への資産分配額が同じことを表す。
実際に会社が事業活動をやめる場合、全ての負債を支払った後に資産が残るかは怪しいが、考え方として株価を見る時に重視されている。
PER(株価収益率)|6333 帝国電機製作所
ここでは、PER(株価収益率)の推移を見ていく。
データはIR BANKの数値を参考にしている。
PERの概要
グラフは過去13年間のPERの推移となる。
各年のPERの平均を取ると16.22倍となる。
最新数値は「IR BANK」を参考に計算・確認することを推奨する。
単位:倍
まとめ|6333 帝国電機製作所
最後にまとめとして投資家Bの判断と考えを再掲しておく。
現在、過去と比べると配当利回りは比較的普通で、PBRは比較的割高、PERは割安と言える。全力買いはできないものまだまだ割安に放置されていると判断できる。
銘柄分析まとめ|6333 帝国電機製作所
長期的な実績の評価
事業の成長性 | ◎ |
株価の成長性 | ◎ |
財務の優良性 | ◎ |
配当利回り | ◎ |
配当の成長性 | ◎ |
正にキャピタルとインカムを両方実現し得る銘柄と言える。