改悪続いてるけど楽天銀行って今どうなの?
1番お得なネット銀行ってどこだろう?
ネット銀行は金利の高さや手数料の安さに優れるが、数も多くどこが1番良いのかすぐに判断できない。
私の1番のおすすめは楽天銀行だ。
楽天銀行は手数料や金利が優遇されるのは当然で、他の楽天サービスとの併用でポイント獲得・使用がとてもお得にできる。
私は楽天銀行はもちろん、楽天証券や楽天カードなど楽天サービスを2年以上メインで使用している。
楽天サービスの連続改悪にも直面し、楽天銀行を総合的に評価・見直しをした。
この記事では、楽天銀行の最新情報をまとめ、金利・手数料・経済圏力を他行のサービスと徹底比較する。
この記事を読めば、楽天銀行がまだまだ他行より優れていることが実感できるはずだ。
きっとあなたも楽天銀行を選びたくなると思う。
投資家B
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楽天銀行ってどんな銀行?
楽天銀行は楽天グループ株式会社の傘下で運営されている銀行で、俗に言う「楽天経済圏」の中核をなすサービスだ。
楽天銀行の魅力は「楽天市場」や「楽天証券」などと連携し、「楽天ポイント」付与の高還元率化や手数料・金利優遇が実現できるところにある。
楽天銀行の口座数は1300万を突破し、預金残高は8兆5000億円を超えている(2022年11月末時点)。
ネット銀行では名実ともに日本国内No.1に君臨する最強ネット銀行だ。
楽天銀行のスペック
普通預金金利
振込手数料
同行他店あて | 3万円未満 | 無料 |
3万円以上 | 無料 | |
他行あて | 3万円未満 | 月0〜3回まで無料 以降は145円 ※本人名義のゆうちょ銀行あては168円 |
3万円以上 | 〃 |
コンビニATM出金手数料
セブンイレブン | 月0〜7回まで無料 以降は220円 |
ローソン | 月0〜7回まで無料 以降は275円 |
ファミリーマート | 月0〜7回まで無料 以降は275円 |
ミニストップ | 月0〜7回まで無料 以降は220円 |
楽天銀行はどのような人におすすめ?
簡単に預金金利を最適化したい
配当金受け取りを最適化したい
楽天銀行ではサービス利用をスマホで完結させることができる。忙しい現代人にとって来店しなくて良いというのは想像以上にメリットが大きい。
また後述するが、普通預金金利を簡単に最適化でき、配当金受け取りもお得に最適化できるのは楽天銀行だけだ。
楽天銀行のおすすめポイントと活用法
普通預金金利0.10%|日本の高配当株購入用メインバンクに
楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させるマネーブリッジを利用すると、普通預金の金利が300万円までは0.02%から0.10%になる。
手続きも簡単で、楽天銀行と楽天証券の口座を持っていれば、申し込みページでログインするだけだ。ものの1分で銀行預金金利を最適化できる。
普通預金金利0.10%というのは、日本国内ではトップクラスの水準となる。普通預金金利0.001%の超低金利時代を生きる我々にとって、簡単に100倍の金利にできるのは楽天銀行だけだ。
日本の高配当株投資をする資金を貯めておく銀行としては最適解の一つとなる。
日本の高配当株投資だけでなく、様々な投資手法で攻めの資産運用をしていくときメインバンクに選びたいのが楽天銀行だ。
守りの現金キャッシュを待機させておくときに、できるだけ高金利である方が良いに決まっている。
株式配当金受取プログラムを活用
株式配当金受取プログラムとは?
配当金受取1件につき10円獲得
50銘柄に分散投資し年2回の配当があれば配当金を受け取るだけで年間1,000円獲得
楽天銀行で株式配当金を受け取って現金を獲得
楽天銀行で「株式配当金受取プログラム」にエントリーして配当金を受け取ると、現金を獲得することができる。
毎月専用サイトからのエントリー作業が必要になるが、株式を保有する証券口座に指定はなく非常に使い勝手が良い。
配当金受取1件につき10円を獲得
配当金の受け取り1件につき10円を現金で獲得することができる。
現金は配当金の受け取りがあった月の翌月中旬から下旬に入金される。
また楽天銀行での配当金受取はハッピープログラム(会員ステージ)をアップさせる取引としてカウントされる。
取引数が多くなればATM入出金手数料の無料回数優遇や、他行への振り込み手数料の無料回数優遇が受けられる。
楽天銀行のメリット・デメリット
メリット
条件クリアで手数料優遇
楽天ポイントが貯まりやすい
全国約10万台のATMで利用できる
楽天銀行での現金の出金や入金は、ATM提携企業が全国に設置している約10万台のATMで行うことができる。24時間365日だ。
コンビニ大手3社のセブンイレブン・ローソン・ファミリーマートはもちろん、イオン銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行とも提携している。
都会に住んでいなくても、メインバンクとして十分に役割を果たしてくれる利便性だ。
条件クリアで手数料優遇
楽天銀行では口座残高と取引件数によって、利用者が5段階にランク分けされる。
ランクによって差はあるが、ATM出金手数料の無料回数や取引時の楽天ポイント獲得倍率が優遇される。
具体的にはハッピープログラムと呼ばれ、ベーシック・アドバンスト・プレミアム・VIP・スーパーVIPの5種類のステージに分類されることになる。
振込手数料が0〜3回/月無料に
取引時の楽天ポイントの獲得倍率が1〜3倍に
楽天銀行での取引とは、振込・入金や支払い、楽天証券への入金などがある。
楽天ポイントが貯まりやすい
楽天銀行では次のような取引でポイントを獲得できる。
自動引き落としによる支払い
楽天銀行アプリを使った公共料金や税金の支払い
競馬・オートレースなどの公営競技への入金
楽天証券口座への入金
楽天Edyへのチャージ
楽天ウォレットへの入金
他
デメリット
口座残高が10万円未満だとATM出金手数料がかかる
給与・賞与・公的年金の振込がないと、他行への振込手数料がかかる
楽天証券と併用しないと魅力が少ない
楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジによる普通用金金利0.10%への引き上げは非常に魅力的だが、裏を返せば楽天証券とのマネーブリッジ必須がデメリットに感じられる場合もある。
特に最近は楽天グループで還元サービスの変更(よく言う改悪)が相次いでいる。
メインの証券口座をSBI証券にしたい、すでにした人も少なくないはずだ。
楽天証券とのマネーブリッジ、ひいては証券口座開設がハードルになる人は要注意だ。
口座残高が10万円未満だとATM出金手数料がかかる
楽天銀行では口座残高が10万円未満だと、ATM出金手数料が無料にならない。
楽天銀行でATM出金手数料が無料にならないと、220〜275円の手数料を支払うことになる。この手数料が他のネット銀行と比べると高く設定されていることに注意する必要がある。
給与・賞与・公的年金の振込がないと、他行への振込手数料がかかる
楽天銀行では給与・賞与・公的年金の振込がないと、他行への振込時に手数料145円を支払うことになる。
他行へ振込を行うかは個人差が大きいように思うが、振込を頻繁に行う人は給与などの受け取り口座に設定し真にメインバンクとして利用する必要があることに注意だ。
楽天銀行と他社との比較
普通預金金利とATM入出金手数料、他行への振込手数料、経済圏の充実度で比較してみる。
楽天銀行は1番手となっており、特におすすめしたい。
auじぶん銀行は記載の金利を実現するのに手間がかかってしまう。
また経済圏を見るとECサイトとポイントの使い勝手で、楽天が優位と判断できる。
GMOあおぞらネット銀行は有力候補だが、経済圏が弱くあえて選ぶ理由も少ない。
銀行名 | 総合評価 | 普通預金 金利 | ATM出金 手数料 | ATM入金 手数料 | 他行振込 手数料 | 経済圏力 |
楽天銀行 | 4.20 | 0.10% | 220円 | 220円 | 145円 | 非常に優秀 |
auじぶん銀行 | 4.20 | 0.20% | 110円 | 110円 | 99円 | 普通 |
GMOあおぞら ネット銀行 | 4.00 | 0.11% | 110円 | 0円 | 75円 | 十分でない |
東京スター銀行 | 3.40 | 0.10% | 110円 | 0円 | 110円 | 十分でない |
あおぞら銀行 | 3.20 | 0.20% | 110円 | 0円 | 150円 | 十分でない |
SBJ銀行 | 3.20 | 0.20% | 110円 | 110円 | 220円 | 十分でない |
イオン銀行 | 3.20 | 0.10% | 110円 | 110円 | 132円 | 普通 |
UI銀行 | 2.60 | 0.10% | 110円 | 0円 | 86円 | ない |
各銀行の評価詳細
今回比較した銀行はどこも自行への振込手数料は0円だった。
手数料無料回数は全て1か月につきの数字を表している。
ステージとは利用者を何段階かにランク分けして手数料優遇を付与する時の階層のこと。
総合評価|
4.20普通預金 金利 | 0.10% | 業界高水準 普通預金金利:☆☆☆★★・・・0.1%(楽天証券連携※300万円まで) 金利実現方法:☆☆☆☆★・・・ちょっと一手間 |
ATM出金 手数料 | 220円 | 最低ステージで0回無料:5ステージ0~7回無料 |
ATM入金 手数料 | 220円 | 〃 |
他行振込 手数料 | 145円 | 最低ステージで0回無料:5ステージ0~3回無料 |
経済圏力 | 非常に優秀 | クレジットカード:あり 証券口座:あり ECサイト:あり ポイントの使いやすさ:使いやすい |
総合評価|
4.20普通預金 金利 | 0.20% | 業界最高水準 普通預金金利:☆☆☆☆☆・・・0.2%(auカブコム証券と口座連携+au PAY カード引き落とし+au PAY アプリ口座連携)※クレカ年会費無料 金利実現方法:☆☆☆★★・・・手間がかかる |
ATM出金 手数料 | 110円 | ゆうちょ220円、最低ステージで2回無料:4ステージ2~15回無料 |
ATM入金 手数料 | 110円 | ゆうちょ220円、最低ステージで2回無料:4ステージ2~何度でも無料 |
他行振込 手数料 | 99円 | 最低ステージで3回無料:4ステージ3~15回無料 |
経済圏力 | 普通 | クレジットカード:あり 証券口座:あり ECサイト:あり(商品数比較的少ない) ポイントの使いやすさ:使いにくさあり |
総合評価|
4.00普通預金 金利 | 0.11% | 業界高水準 普通預金金利:☆☆☆☆★・・・0.11%(対象はGMOクリック証券と連携した証券コネクト口座へ預け入れたお金) 金利実現方法:☆☆☆☆★・・・ちょっと一手間 |
ATM出金 手数料 | 110円 | 最低ステージで2回無料:4ステージ2~20回無料 |
ATM入金 手数料 | 0円 | 0円 |
他行振込 手数料 | 75円 | 最低ステージで1回無料:4ステージ1~20回無料 |
経済圏力 | 十分でない | クレジットカード:なし(デビットカード) 証券口座:あり ECサイト:なし ポイントの使いやすさ:なし |
総合評価|
3.40普通預金 金利 | 0.10% | 業界高水準 普通預金金利:☆☆☆★★・・・0.1%(給与振込口座指定 or 年金振込口座指定) 金利実現方法:☆☆☆☆☆・・・簡単 |
ATM出金 手数料 | 110円 | 8回分は翌月キャッシュバック |
ATM入金 手数料 | 0円 | 0円 |
他行振込 手数料 | 110円 | 8回分は翌月キャッシュバック |
経済圏力 | 十分でない | クレジットカード:なし 証券口座:なし(銀行で対応あり) ECサイト:なし ポイントの使いやすさ:なし |
総合評価|
3.20普通預金 金利 | 0.20% | 業界最高水準 普通預金金利:☆☆☆☆☆・・・0.2%(BANK口座限定:通帳印鑑なし) 金利実現方法:☆☆☆☆☆・・・簡単 |
ATM出金 手数料 | 110円 | ゆうちょならずっと無料 |
ATM入金 手数料 | 0円 | 0円 |
他行振込 手数料 | 150円 | 最大3回無料=残高500万以上で1回、デビット1回利用で1回、投資信託残高有りで1回 |
経済圏力 | 十分でない | クレジットカード:なし 証券口座:あり ECサイト:なし ポイントの使いやすさ:なし |
総合評価|
3.20普通預金 金利 | 0.20% | 金利実現の難易度が高い 普通預金金利:☆☆☆☆☆・・・0.2%(残高1000万円以上のとき1000万円に対して適応) 金利実現方法:★★★★★・・・難しい |
ATM出金 手数料 | 110円 | セブン銀行・イオン銀行・イーネット銀行は最低ステージで10回無料、ゆうちょ銀行・みずほ銀行は3回無料 |
ATM入金 手数料 | 110円 | 〃 |
他行振込 手数料 | 220円 | 最低ステージで5回無料 |
経済圏力 | 十分でない | クレジットカード:あり 証券口座:なし(AI投資アドバイザーサービスあり) ECサイト:なし ポイントの使いやすさ:使いにくい |
総合評価|
3.20普通預金 金利 | 0.10% | 金利実現の難易度が高い 普通預金金利:☆☆☆★★・・・0.1%(イオンゴールドカード契約+イオンカード18万円以上利用+給与振込口座指定)※クレカ年会費無料 金利実現方法:☆★★★★・・・難しい |
ATM出金 手数料 | 110円 | 最低ステージで1回無料:4ステージ1~5回無料、イオン銀行はずっと無料、ゆうりょ・ローソン・みずほ・三菱UFJは無料時間あり |
ATM入金 手数料 | 110円 | 〃 |
他行振込 手数料 | 132円 | 最低ステージで0回無料:4ステージ0~5回無料 |
経済圏力 | 普通 | クレジットカード:あり 証券口座:なし(マネックス証券と提携) ECサイト:あり ポイントの使いやすさ:人による |
総合評価|
2.60普通預金 金利 | 0.10% | 業界高水準 普通預金金利:☆☆☆★★・・・0.1%(条件なし) 金利実現方法:☆☆☆☆☆・・・簡単 |
ATM出金 手数料 | 110円 | 東京・神奈川にある「きらぼし銀行ATM」なら無料時間あり |
ATM入金 手数料 | 0円 | 0円 |
他行振込 手数料 | 86円 | 優遇なし |
経済圏力 | ない | クレジットカード:なし 証券口座:なし ECサイト:なし ポイントの使いやすさ:なし |
楽天銀行の申し込み方法
楽天銀行の口座開設は以下の手順で進めていく。
STEP2:本人確認書類の提出
STEP3:初期設定
公式サイトから口座開設申し込み
口座開設は、パソコンやスマートフォンから申し込むことができる。
次の情報を入力していく。
キャッシュカードの種類の選択
本人確認書類の選択
本人確認書類の提出
本人確認の方法は3つある。
- 「楽天銀行アプリ」で本人確認書類を提出
- 佐川急便(株)か日本郵政(株)の受取人確認サービスで配達員に提示
- 本人確認書類を郵送
おすすめは「楽天銀行アプリ」での本人確認書類の提出だ。
スマートフォンかタブレットで「楽天銀行アプリ」をダウンロードし、本人確認書類を撮影して送信する。
送信から2〜14日で、口座開設完了を知らせる「ThankYouレター初期設定ガイド」(簡易書留)が送られてくる。
参考までに「楽天銀行アプリ」で本人確認書類として提出できる書類を列挙しておく。
運転免許証/運転経歴証明書(顔写真付き)
カード型健康保険証/後期高齢者医療被保険証
住民基本台帳カード(顔写真付き)
パスポート
各種年金手帳/各種福祉手帳
在留カード/特別永住者証明書
公共料金の領収書/国税又は地方税の領収書等
小型船舶操縦免許証
配達員への提示や郵送を選んだ場合は「楽天銀行|口座開設の流れ STEP2 本人確認書類のご提出」を参照してほしい。
初期設定
口座開設完了を知らせる「ThankYouレター初期設定ガイド」が届いたら、楽天銀行ホームページからログインして次の初期設定を行う。
ログインパスワード設定
取引用「暗証番号」設定
ワンタイム認証用メールアドレス設定
追加認証用の合言葉設定
楽天銀行のまとめ
ネット銀行口座数No.1の楽天銀行は、300万円まで普通預金金利が0.10%にできATM手数料も無料に優遇されやすい最強ネット銀行だ。
銀行取引をスマホで完結でき、簡単に普通預金金利や配当金の受け取りを最適化できるところがおすすめできる。
ATM手数料は最大7回、他行への振り込み手数料は最大3回まで無料になる。
楽天証券との併用や給与などの受け取りのハードルを超える必要があるが、難易度は高くないだろう。
金利・手数料・経済圏力での他行との比較でも高い評価となり、総合的に非常に優秀なサービスを展開している。
申し込みも3ステップで簡単にでき、スマホでネットやアプリで完結できるのも非常に魅力的だ。
自信をもっておすすめしたい。